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エア・ウォーターが売上高1000億円へ、「垂直ソーラー発電システム」のメリット

エア・ウォーターはルクサーソーラー(東京都中央区、ウーヴェ・リーブシャー社長)と共同で、駐車場併用タイプの垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)=写真」を開発した。ソーラーパネルを垂直に立てて使うためわずかな設置面積でも利用可能。5月に販売を始める。2030年に年間売上高1000億円規模を見込む。

ヴァルパは、独ルクサーソーラー開発の両面発電モジュールを垂直に立てた製品。設置面積の省スペース化や豪雪による損壊を防ぐメリットがある。屋外駐車場にも設置が可能で、駐車台数を減らさずに設置が可能。地表からモジュールの下部までの高さは2メートル以上あり、ドライバーや歩行者の視線をさえぎらない。

従来の平置き型と比べて、年間の発電量はほぼ同じ。価格は本体と工費込みで1キロワット当たり30万―70万円を想定している。

日刊工業新聞 2023年05月02日

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