EVモーターズが30億円投資、国内初「EVバス工場」の中身
EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区、佐藤裕之社長)は、国内初の商用電気自動車(EV)バス組み立て工場の起工式を行った。2023年秋に1期工事が完了し、同年内に数台のバスを生産。27年度には年産1500台を目指す計画。投資額は30億円。
新工場「ゼロエミッションe―PARK=完成予想図」は、試乗や資料館も完備した体感型複合施設とする。風力や太陽光発電を利用した自立発電で稼働する。敷地面積は約5万8000平方メートル。50―100人を雇用予定。
同社は19年設立のベンチャー。バッテリーなど部品の多くを中国から調達し、北九州市で組み立てる。福岡県は22年末に同社を「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に指定、税制面で支援している。
【関連記事】EV向け需要を狙うフェローテック、半導体基板の生産能力を2倍以上に!
日刊工業新聞 2023年05月01日