ダイハツ工業は２０日、軽商用車「ハイゼットカーゴ」「ハイゼットトラック」「アトレー」とこれらの特装車シリーズを、７月の生産分から平均５％程度値上げすると発表した。ダイハツがモデルチェンジを伴わずに値上げするのは、今回が初めて。

原材料や物流などが高騰する中でコスト低減に努めてきたが吸収が難しく、価値に見合う商品を継続的に販売するのが困難になったためとしている。特に軽商用車は採算が厳しい車種だが、今後乗用車も値上げするかは未定。ほかのメーカーも含め、今後は軽自動車でも値上げの動きが広がりそうだ。

最安値のハイゼットトラック（スタンダード、スマートアシスト非装着、５ＭＴ、後輪駆動）の場合、消費税込みの価格は現在の９０万２０００円から、９６万２５００円に上がる。