FCVも…トヨタが今秋以降投入する新「クラウン」3モデルの中身
トヨタ自動車は、旗艦モデル「クラウン」で新型の3車種を2023年秋以降に順次、発売すると発表した。スポーツタイプのスポーツ多目的車(SUV)「スポーツ」と、ワゴンSUVの「エステート」ではハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を設定。「セダン」にはHVのほか燃料電池車(FCV)を用意する。
スポーツはHVが今秋ごろ、PHVが今冬ごろの発売を予定し、トヨタ堤工場(愛知県豊田市)で生産する。元町工場(同)で生産するセダンは今秋ごろ、堤工場で生産するエステートは24年の発売予定だ。定員は全て5人で、各車種の販売目標は未定。また、投入時期や地域は今後詰めるが、海外投入も順次進める計画だ。
トヨタは22年7月にセダン1車種だった従来のクラウンを刷新し、計4車種を展開すると公表していた。第1弾として同年9月にセダンとSUVの特徴を併せ持つ「クロスオーバー」を日本で発売。
23年1月には北米でも販売を始めた。同6月には中国でも名称を変えて投入を予定している。
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日刊工業新聞 2023年04月13日