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トヨタが本社で入社式、佐藤社長が強く訴えたこと

トヨタが本社で入社式、佐藤社長が強く訴えたこと

新入社員との記念撮影に応じる佐藤新社長(左から3人目)

トヨタ自動車は3日、愛知県豊田市の本社で入社式を開いた。新入社員約1450人のほか、豊田章男会長や1日付で就任した佐藤恒治社長ら役員が参加した。佐藤社長は「ようこそ、クルマ屋のトヨタへ!」と歓迎。自動車会社としての原点を大切にした上で、クルマが社会インフラの一つとなる「モビリティーカンパニーへの変革」を強く訴えた。

1日付で1479人が入社した。新入社員代表としてベトナム人のグエン・クアン・リンさんは「ワクワクするデザインを手がけたい」と述べた。中内仁香さんは「電気自動車(EV)化の中で、最適なアフターサービス体制を構築したい」と意気込みを語った。

本社前には役員の愛車を展示する試みも。高級車ブランド「レクサス」の旗艦クーペ「LC」を披露した佐藤社長は「我々の体温を感じ、クルマ屋に入ったんだという記憶を会社生活の原点にしてほしい」と説明した。

また欧州連合(EU)で、合成燃料に限り内燃機関車の販売を認める決定について「多様な選択肢があるという認知が高まったのは非常に良いこと」との見解を示した。同時に「EVも成長していくだろう。(EVも含め)全てに対して本気で向き合う」と話した。

日刊工業新聞 2023年04月04日

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