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硬くてもろい「石英ガラス」も傷なく加工できる!トーヨーの加工機の引き合い増加中

硬くてもろい「石英ガラス」も傷なく加工できる!トーヨーの加工機の引き合い増加中

加工した石英ガラスのサンプル。右の穴が研磨済み、左が未研磨

トーヨー(愛知県日進市、東川豊社長)が製造販売する超精密内径仕上げ加工機「スーパーラッパー」の光学分野への引き合いが増えている。特に伸びているのは光ファイバーケーブルの石英ガラス製の部品加工。光ファイバーは光が伝搬する中心部の芯と、その周囲を覆う鞘(さや)の二重構造で構成する。同社の加工機はその「石英ガラス製の鞘の内径研磨に採用されている」(東川社長)。

石英ガラスのような硬くてもろい脆(ぜい)性材料でも、同社独自の「マンドレル工法」を用いればユーザーの求める傷のない均一な加工面が得られる。

第5世代通信(5G)やデジタル変革(DX)の進展でIT関連は当面堅調な投資が続く。今後は設備の納入だけでなく、受託加工の受注も視野に入れる。「ニッチ分野に自社の専門性を生かす」(同)ことで、さらに顧客を獲得する方針だ。

日刊工業新聞2023年4月3日

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