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搭乗できるロボットを開発!スタートアップの挑戦

搭乗できるロボットを開発!スタートアップの挑戦

開発するロボット

ロボットアニメのように人が乗り込むロボットを作る―。これを実現しようと、MOVeLOT(ムーブロット、東京都墨田区)は搭乗型ロボットを開発する。廣井健人代表は「ロボットと聞けば『乗って操る』イメージができるが、実際に乗ることはできない。この現状を変えたい」と意気込む。

ムーブロットは搭乗型ロボットを開発すべく、2023年2月に創業。現在5メートル級のプロトタイプを開発する。ロボットで射的をするなど、エンタメ事業に応用する。

ロボットは溶接をせずに構成する。ロボットの見た目にあたる「外骨格」を自由に変更できるようにする。ロボットアニメなどの知的財産(IP)活用を見据える。また、ロボットの腕などを動かす要素技術を、産業利用したい企業などに提供して収益を得る計画だ。

現在は腕にあたる部分を開発済み。片腕で30キログラムから40キログラムのものを持ち上げられる。23年夏ごろには人が乗り込むコックピットを含む上半身を開発して、搭乗イベントを開く。早ければ23年内にも下半身も開発する計画だ。廣井代表は「一番大変な腕の開発が済んでいる。ロボットに乗ることは楽しいという世界を作りたい」と展望を話す。

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