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最大1兆8000億円、三菱自動車が計画する電動化投資の中身

三菱自動車は、2030年度までに1兆4000億―1兆8000億円の電動化投資を行う。今後5年間で電気自動車(EV)など新型電動車9車種を投入。電動化に必要な車載電池の調達に2100億円を投資する。経営再建を進めていた同社は22年度に過去最高の当期利益を見込むまでに回復。主力の東南アジア市場を中心とした成長戦略で生き残りを図る。

研究開発と設備を合わせた30年度までの全体の投資額は2兆-2兆5000億円で、うち電動化投資にそれぞれ70%ずつ振り向ける。車載電池では連合を組む日産自動車や仏ルノーとの協力関係を通じて供給を受け、GSユアサや三菱商事との共同出資会社からも調達。30年までに年15ギガワット時規模の電池を確保する。

25年度に営業利益を22年度見込み比29%増の2200億円、世界販売を同27%増の110万台に引き上げる計画。加藤隆雄社長は22年度期末決算の確定後3年ぶりに「配当を復活する計画」と明かした。

日刊工業新聞 2023年03月11日

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