奨学金を立て替え、セノイーHDが新入社員の負担軽減
セイノーホールディングス(HD)は、西濃運輸(岐阜県大垣市)などグループの子会社26社に、新入社員の奨学金を金融子会社が立て替える制度を2023年度内に導入する。返済開始時期や返済期間を延長するとともに金利を下げ、新入社員の負担を軽減する。
金融子会社が奨学金を肩代わりし一括返済する。本来は就職半年後に始まる返済を入社4年目からに延長。10―20年が一般的な返済期間も最長で定年時まで延長する。金融子会社は金利を低めに設定し、残る金利は従業員互助組織の西濃運輸共済会が全額補助する。26社以外のグループ会社に対象を広げることも検討する。
日刊工業新聞 2023年02月24日