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日本郵船が川崎重工に発注した「LPG燃料船」の全容

日本郵船が川崎重工に発注した「LPG燃料船」の全容

LPGを燃料とするLPG・アンモニア運搬船(イメージ)

日本郵船は重油に加え、液化石油ガス(LPG)も主燃料として利用できる大型LPG・アンモニア運搬船を川崎重工業に発注した。同社の坂出工場(香川県坂出市)で建造され、2026年の竣工を予定する。LPGを燃焼する場合、重油に比べて二酸化炭素(CO2)で20%以上、硫黄酸化物(SOx)で95%以上、それぞれ排出量の削減ができる。

全長は230メートル、幅37メートル。積載容量は8万6700立方メートル。貨物タンクごとにLPGとアンモニアを分けて積む仕様になっている。日本郵船としてLPG燃料のLPG運搬船として7隻目、アンモニアも搭載可能な船舶としては5隻目となる。

LPGと重油の二元燃料エンジンに加え、軸発電機を採用。航海中に主機からプロペラへつながる軸の回転を利用して発電することで、ほぼ完全なLPG燃料運航が可能という。

日刊工業新聞 2023年01月30日

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