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日産が「中古車据置払クレジット」全国で開始する狙い

日産が「中古車据置払クレジット」全国で開始する狙い

月々の支払額を軽減(イメージ)

日産自動車は、中古車の車両本体価格から据え置き額を除いた金額を、毎月分割で支払う商品「中古車据置払クレジット」の取り扱いを、全国の販売会社で順次始める。車両本体価格を分割で毎月支払う一般的なクレジットと比べ、月々の支払額を軽減できる。支払い計画の選択肢を増やし、車を利用しやすくする。

据え置き率は車両価格の5―40%、支払い回数は12―72回から選択できる。設定した支払い回数を終えた後も乗り続ける場合は、据え置き額を一括、または同クレジットを再設定して分割して支払うことができる。

乗り換えなどで売却する場合は、市場の下取り価格で売却する。据え置き額が下取り価格を上回る場合は、差額を受け取ることができ、下回る場合は顧客が負担する。残価設定ローンなどと異なり、据え置き額での下取りは保証していない。

中古車価格が高止まりする中、支払い方法の幅を広げることで利便性を高め、販売の底上げにつなげる。


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日刊工業新聞 2023年01月24日

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