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三菱重工機械が中国で量産開始、新型「ラジアルモーター」の実力

三菱重工機械が中国で量産開始、新型「ラジアルモーター」の実力

中国で量産を開始したラジアルピストンモーター「RMM」

三菱重工機械システム(神戸市兵庫区、池田直昭社長)は、船上の荷役作業でハッチカバーやウインチなどの甲板機械を駆動する油圧機器である「ラジアルピストンモーター」の新型「RMM315B」を開発した。同社従来品に比べて性能や圧力を同等にしつつ、30%以上の軽量化を達成した。中国市場での本格販売に向けて、ライセンシーである江蘇政田重工股份有限公司で量産を開始した。

RMM315Bの質量は312・5キログラム。今後、中国市場での販売型式拡大に向けて、大型甲板機械用の「RMM440B」、中・小型甲板機械用の「RMM150B」「RMM075B」の開発を進め、シリーズの商品群を拡充する。


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日刊工業新聞 2023年01月05日

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