GPS搭載、最新「電動車イス」の機能
三井が投入
三井(東京都港区、上原行義社長)は、全地球測位システム(GPS)を搭載した電動車イス(写真)を2023年1月15日に発売する。専用のアプリケーションを利用して家族に位置情報やバッテリー残量を通知でき、遠隔操作も可能。価格は54万5000円(非課税)。運転免許証返納後の移動手段としても提案する。
標準モデル「フェリーチェモーダ」と介護保険対応モデル「フェリーチェモーダ(K)」の2機種を展開。GPSで家族が現在地を特定可能なほか、走行可能距離の確認ができるなど、外出が不安な高齢者も安心して使える。
介助者や利用者自身がスマートフォンで遠隔操作でき、介助者が横で操作しながら並走することも可能。大容量電池を搭載し、1回の充電で走行距離23キロ―28キロメートルを実現した。
日刊工業新聞 2022年12月29日