タクシー会社にEV「i7」「iX」納入したBMWの狙い
ビー・エム・ダブリュー(東京都港区、クリスチャン・ヴィードマン社長)は、「MKタクシー」を運行するMKグループ2社に電気自動車(EV)「i7=写真」と「iX」計35台を納入した。MKグループの脱炭素化に向けた施策の一環。ビー・エム・ダブリューは高級感のある乗車を利用客に体験してもらうことで、EVの拡販につなげる。
エムケイ(京都市南区)は貸し切り専門のハイヤーとしてi7を10台、iXを5台導入。東京エムケイ(東京都中央区)はi7を20台導入し順次稼働する。エムケイは2025年に保有車両の30%をEVとし、30年までに全車両のEV化を目指す。
BMWグループは高級セダン「7シリーズ」初のEVであるi7や、スポーツ用多目的車(SUV)タイプのiXのほか、23年以降も引き続きEVのラインアップを追加する計画だ。
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日刊工業新聞 2022年12月28日