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半導体製造装置向け機器増産へ、CKDが72億円投資

半導体製造装置向け機器増産へ、CKDが72億円投資

CKDが取得した東北工場に隣接する工場物件。敷地面積は東北工場の約2倍

CKDは、東北工場(宮城県大衡村)に隣接する工場物件(写真)を取得した。東北工場と同様に、薬ガス弁など半導体製造装置向けの機器製品を生産し、2023年度中の稼働開始を予定する。土地、建物、設備などを含めた総投資額は約72億円。今後の半導体需要の拡大を見据えて生産体制を拡充する。

取得した物件は敷地面積が約7万1000平方メートルで東北工場の約2倍。工場は建屋面積が約1万8000平方メートル。東北工場が手狭になっていることもあり、居抜きの工場の活用で設備投資額を抑えつつ、早期立ち上げを目指す。

車載向けなどでの半導体需要の増加を背景に、半導体製造装置向けの機器製品は堅調に推移している。同製品の生産体制強化に向けて、24年に北陸工場(石川県小松市)の稼働も計画している。


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日刊工業新聞 2022年12月27日

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