EV部品に採用、ローム「SiCパワー半導体」の省電力効果
日立アステモが採用
ロームは同社の炭化ケイ素(SiC)パワー半導体が、日立アステモの電気自動車(EV)用部品に採用された。車載インバーターへ搭載した場合、従来の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)と比べて電力消費を6%減らせるという。日立アステモはSiCパワー半導体を搭載した部品を2025年から国内外の自動車メーカーに供給する予定。
日立アステモはEVのバッテリーからモーターに電力を供給するインバーター向けにロームのSiCパワー半導体を採用した。同半導体は業界トップクラスの低オン抵抗を実現し、電力損失が少ないのが特徴。EVの航続距離延長やバッテリー小型化に寄与する。
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日刊工業新聞 2022年12月23日