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改正保安基準で日本初の型式指定取得、マツダ「CX-60」の安全機能

マツダのクロスオーバースポーツ多目的車(SUV)「CX―60=写真」が、国土交通省から改正保安基準に基づく型式指定を日本で初めて取得した。同車が搭載するドライバー異常時対応システム(DEA)の機能が「国連協定規則第79号第4改訂」を踏まえた道路運送車両法の改正保安基準に適合。同保安基準は2023年9月に新型車へ適用される予定。

DEAはドライバーの姿勢、閉眼状態、操作状況をカメラで常時見守り、急病など通常と異なる動きを検知すると、運転者に警告音などを発した上で自動走行に移行し停止、緊急通報するシステム。9月発売のCX―60から搭載されている。

マツダは40年をめどに、対策可能な自動車技術により自社の新車が原因となる「死亡事故ゼロ」を目指している。


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日刊工業新聞 2022年12月22日

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