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いちご栽培ロボット販売、その性能とは?

植物工場向けのロボットを開発するHarvestX(東京都文京区)は2023年夏にいちごの栽培を自動化するロボットの提供を始める。ハチを利用した授粉など作業をロボットで代替し、いちごの安定生産と収量増加につなげる。

同ロボットは植物工場内を走行するロボットとセンサー、ロボットアームを組み合わせたユニットで構成する。いちごの受粉や収穫、苗の様子を分析し、収量を予想するなど、行いたい作業に適したユニットを使い分ける。同社が行った実証では、同ロボットを使うことでいちごの収量を1.6倍に増やせたという。また、一台の走行ロボットにロボットアームを最大10本まで搭載できる。植物工場の規模に合わせて、ロボットの作業量を増減できる点を訴求する。

提供方式はリース契約を想定。一台当たり年間100万円以下で提供する。24年以降に海外で展開する。今後はいちごの病気を早期に発見したり、なりすぎた葉を摘み取る機能などを追加し、25年にいちごの栽培作業の全てをロボットで担う「完全自動化」を目指す。

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