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世界初の「実用型」納車、最高時速100km“空飛ぶバイク”の性能

A.L.I.テクノロジーズが提供
世界初の「実用型」納車、最高時速100km“空飛ぶバイク”の性能

空飛ぶバイクを購入した相川社長

A.L.I.テクノロジーズ(東京都港区、片野大輔社長)は、空を飛行する「ホバーバイク」の初号機を相川佳之SBCメディカルグループ(同新宿区)社長に納車した。ホバーバイクは約3メートルの高さに浮上し、最高時速は80キロ―100キロメートルに達する。価格は7770万円(消費税込み)。同社によると実用型の空飛ぶバイクの納車は世界で初めてという。

納車した「XTURISMO Limited Edition」は、エンジンとバッテリーを搭載し、機体下部のプロペラで下向きに推進力を発生させることで浮上する仕組み。長さ約3・7×幅2・4×高さ1・5メートル。

購入した相川社長は「初号機を購入できるのが購入の決め手となった。現時点で公道は走れないため、私有地などで飛行したい」と話した。

片野社長は「空を自由に飛行する楽しみを国内外に届けたい。災害時における救援物資の運搬や人命救助、エンターテインメントなどの活用にも展開していく」と今後の販路拡大に意欲を示した。


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日刊工業新聞 2022年12月19日

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