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トヨタがピックアップトラック「ハイラックス」EV来年投入

まずタイに
トヨタがピックアップトラック「ハイラックス」EV来年投入

開発中のEV型ピックアップトラック「ハイラックスRevo(レボ)BEV」。タイのレース場でデモ走行を披露した

トヨタ自動車は、開発中のピックアップトラック「ハイラックス」の電気自動車(EV)モデルを2023年にも発売する。まずはタイに投入し、市場ニーズに応じて販売地域を広げる考え。またダイハツ工業と共同開発した小型車用プラットフォーム(車台)を新しい新興国向け戦略車台とし、インドネシアやベトナムといったタイ以外の地域に展開拡大を目指す。

新興国向けの企画開発や生産を統括する子会社、トヨタダイハツエンジニアリング&マニュファクチャリング(TDEM)の小西良樹社長が明らかにした。EVはすでにタイで生産準備を始めており、開発の進捗(しんちょく)は9合目に達しているという。

また8月に発売した新小型セダン「ヤリスATIV(エーティブ)」では、ダイハツの新設計思想「DNGA」とトヨタの知見を組み合わせた、協業による最初の新車台を採用した。小西社長は「TDEM発のプラットフォームを新興国の基本としたい」と話しており、今後Aセグメント、Bセグメントの領域で車種や展開地域の拡大を図る。

このほかタイで生産する新興国向け戦略車「IMV」シリーズの現地調達率を引き上げる。IMVシリーズは一つの車台をベースに展開するピックアップなど複数車種の総称。TDEMではすでにダイハツと調達基盤を統合している。同シリーズの現調率は金額ベースで96%だが、電子制御ユニット(ECU)や変速機などの現調化を目指す。


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日刊工業新聞 2022年12月19日

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