特別な時計作りの拠点…銀座に工房を開設したセイコー、会長の意気込み
セイコーグループはセイコーハウス銀座(東京都中央区)の7階に、時計職人が腕時計を組み立てたり、調整したりする工房「アトリエ銀座=写真」を開設した。エアシャワーや温湿度管理を備えたクリーンルームを持つ。設計者やデザイナー、組み立て師などが集まって、革新的な製品開発を追求する。また特別な商品を購入した顧客を招待し、腕時計の組み立て作業を見学できる体験会なども行う。
同社は6月に和光本館の名称をセイコーハウス銀座に変更し、大半のフロアを刷新していた。このほど7階の改装が完了し、15日に運用を始めた。服部真二会長兼グループ最高経営責任者(CEO)は「顧客に感動を与える使命を持つ。アトリエ銀座では“メードイン銀座”の特別な時計が作られる。モノづくりのさらなる高みを目指したい」と意気込んだ。
日刊工業新聞 2022年12月16日