王者メルセデス・ベンツ、11月輸入車登録でライバルに大差を付けた要因
日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した11月の外国メーカー車の輸入車新規登録台数は、前年同月比28・8%増の2万2647台と2カ月連続で前年を上回った。部品の供給難が緩和されたことによる反動増が大きい。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは10・2%と11月として過去最高で、国産車に比べても回復傾向が顕著だった。
ブランド別では9カ月連続首位のメルセデス・ベンツが5700台と大差をつけた。小型車「Aクラス」などの量販車種が好調だったことに加え「幅広いラインアップを揃える電気自動車(EV)も注目度が高まっている」(JAIA)。
外国メーカー車の販売台数のうち、EVは前年同月比2・6倍の2357台と大幅に伸びた。全体販売数に占めるEVの比率は10・4%で、初めて10%を超えた。
日刊工業新聞 2022年12月07日