ニュースイッチ

ライバルは日産「アリア」・スバル「ソルテラ」か、BYDオートジャパンがSUV型EVに設定した戦略価格

ビーワイディーオートジャパン(横浜市神奈川区、東福寺厚樹社長)は、日本初投入となる電気自動車(EV)のスポーツ多目的車(SUV)「ATTO3=写真」の価格を440万円(消費税込み)に設定し、公表した。SUVのEVとしては国内トップクラスの低価格を実現。15都道府県に計22の販売拠点を順次整備し、2023年1月31日に発売する。

サイズの近い日産自動車のEV「アリア」(価格539万円から、航続距離470キロメートル)やSUBARU(スバル)の同「ソルテラ」(同594万円から、同567キロメートル)より安価で、戦略的な価格設定となった。

25年末までに全国100店舗以上の販売ネットワークを構築する計画。第1弾として1月上旬から順次整備する22拠点で商談や試乗の案内を開始する。売り切りのほか、頭金・ボーナス払いなしで月4万400円(消費税抜き)のサブスクリプション(定額制)型リースプラン(4年)も用意する。

ATTO3は中国・比亜迪(BYD)が独自に開発したEV専用バッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで485キロメートル。23年内に小型車モデル、セダンモデルを発売し、計3車種のEVを日本市場に投入する。


【関連コンテンツ】 第一人者が解説、「車載電池」開発・ビジネスの最前線
日刊工業新聞 2022年12月07日

編集部のおすすめ