ニュースイッチ

需要増狙うトヨタEV「bZ4X」、サブスク値下げ

KINTO(キント、名古屋市西区、小寺信也社長)は、トヨタ自動車の電気自動車(EV)「bZ4X=写真」のサブスクリプション(定額制)サービス料金を引き下げ、申し込み受け付けを再開した。申込金を従来比半額の38万5000円に、月額利用料を同1100円減の10万6700円(共に消費税込み)に設定した。利用しやすい料金への見直しで、需要増を狙う。

bZ4Xはタイヤを車両に固定するボルトの不具合で生産・販売を停止していたが、トヨタが6日に生産を再開している。

サブスク料金は補助金を活用しない場合の設定で、自動車保険などの諸経費を含む。従来同様、契約5年目以降は段階的に月額利用料を引き下げる。契約満了となる10年間の総支払額は、従来プラン比50万円減の992万5960円になるという。販売停止前に契約していた顧客には、申込金を全額返金した上で改定プランに切り替えてもらう。

法人の申し込み受け付けも新たに始めた。会計処理上のメリットが大きく、高いニーズがあったという。主に小規模法人の利用を想定している。

日刊工業新聞 2022年10月27日

編集部のおすすめ