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阪神電鉄が実証、「自動運転で近距離タクシー」の全容

阪神電気鉄道は11月12-19日に兵庫県西宮市で次世代モビリティーの実証実験を行う。自動運転のマイクロロボットタクシー「Mopi=写真」と、追従走行式の搭乗型ロボット「ガルー」の試乗会を開く。自動運転での近距離輸送サービスのニーズを把握する。時速20キロメートル未満の低速で電動車による環境に優しい移動サービスであるグリーンスローモビリティーの実用化への課題を検証する。

Mopiは全地球測位システム(GPS)やステレオカメラなどのセンサー情報を統合したソフトウエア技術を用いている。あらかじめ設定したルートを3次元(3D)マップを使わずに自動で走る。

ガルーは先導する人を自動で追従して走る1人乗りロボット。

試乗会は駐車場や公園、広場などで5|10分の走行間隔で行う。走行回数は1日当たり24-60回の予定。三井不動産や都市再生機構などが協力する。

日刊工業新聞 2022年10月25日

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