素材価格上昇を吸収できず…三菱電機が制御機器やパソコンなど最大20%値上げ
来年2月受注分か
三菱電機は、プログラマブルコントローラー(シーケンサ)などの制御機器やサーボモーターなどの駆動制御機器、無停電電源装置、産業用ロボット、産業用パソコンを2023年2月1日受注分から10―20%値上げすると発表した。銅、アルミニウム、樹脂などの素材価格や物流費が上昇しており、生産合理化などによるコスト削減などで吸収しきれなくなったため。
値上げ率はシーケンサ、表示器、サーボアンプ、テンションコントローラーが10%、サーボモーター、産業用ロボットが15%、クラッチ、IPM(磁石埋め込み式)モーター、無停電電源装置、産業用パソコンが20%。
三菱電機の工場向け産業機器を担当するFAシステム事業本部は、22年4月にも低圧遮断器やインバーターなどの製品の値上げを発表している。同じ製品で見るとサーボモーターは12年以来の値上げとなる。
日刊工業新聞 2022年10月25日