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200ミリウエハー生産能力が月700万枚へ、過去最高になる背景

半導体関連メーカーなどが加盟する国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は、200ミリウエハー対応の半導体工場の世界生産能力が2025年末までに月産700万枚になるとの予測を発表した。

22年から生産能力が21%増加し、過去最高となる見込み。車載半導体の旺盛な需要を背景に、パワー半導体に加えセンサーやアクチュエーターなどを一つの基板に集積した微小電気機械システム(MEMS)などの生産が強化されるため。

25年までに生産能力は、車載・パワー半導体が21年比で58%増えるほか、MEMSが21%、受託生産が20%、アナログが14%、それぞれ伸びる見通し。地域別では、中国が66%増で伸び率が突出。東南アジアも35%増などと予想した。世界シェアは中国21%、台湾11%、日本10%となる見込み。

また、300ミリウエハー対応の半導体工場の生産能力も車載半導体の需要対応に加え、各国での政府支援も後押しとなり、大きく伸びる見通し。25年にかけて、年平均10%程度で成長し、過去最高の月産920万枚に到達すると予測している。

日刊工業新聞2022年10月24日

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