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日本初の自動運転実証にトヨタ系メーカーが提供する「GMPS」の仕組み

愛知製鋼は、愛知県が10月末から11月上旬に県内で実施する日本初の自動車専用道路での自動運転実証に参画する。磁気センサーで自車位置を推定する「磁気マーカシステム(GMPS)」を提供。悪天候や障害物の多い地形でも安定して自車位置が推定できるかを検証する。自動車専用道での実験を踏まえ、一般道でのGMPS実装を目指す。

実証は愛知県が中部国際空港(愛知県常滑市)周辺の自動車専用道や一般道で実施する。GMPSを活用し、自動運転バスが商業施設と空港バス乗り場の片道約5キロメートルの道を走行する。

GMPSは車両底部に取付けた磁気センサーモジュールによって、走路に敷設した磁気マーカーの磁力から自車位置を高精度に推定するもの。料金所や海上橋といった障害物や天候に左右されやすい場所でも、自動運転の安定化につながる技術として期待される。


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日刊工業新聞2022年10月18日

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