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スズキがシリコンバレーで設立、初CVCの投資対象

スズキがシリコンバレーで設立、初CVCの投資対象

スカイドライブの新機体「SD-05」(スカイドライブ提供)

スズキは、米国・シリコンバレーでコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「スズキグローバルベンチャーズ」を設立した。出資総額は1億ドル(約144億円)。スズキがCVCを設立するのは初めて。モビリティーやデジタル変革(DX)、農業、ヘルスケアなど幅広い分野のスタートアップを投資対象とする。

脱炭素化社会の実現に向けた電気自動車(EV)の開発加速も含め、スタートアップとの協業や新たなビジネス創出を図る。日本や米国、インドなど国内外での社会課題解決につなげていく。

運営は、シリコンバレーと東京に拠点を置くベンチャーキャピタル(VC)のワールドイノベーションラボ(東京都港区)が担う。

スズキはベンチャー企業との協業を加速している。9月に自動運転ソフトウエアを手がける豪スタートアップのアプライドEV、空飛ぶクルマ(eVTOL)を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)に相次ぎ出資した。

日刊工業新聞2022年10月6日

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