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日産が「スカイライン」を5%値上げする二つの背景

日産自動車はセダン「スカイライン」の一部仕様変更を機に、価格(消費税込み)を現行車と比べ約5%引き上げ、10月末に発売する。全4グレードが対象で値上げ幅は21万5600―27万3900円。原材料の高騰だけでなく、排出ガスなどの法規対応に伴う仕様変更の影響を車両価格に反映する。

仕様変更では一部グレード「400R」の外装色に、紫を基調とした「ミッドナイトパープル」を追加。内装では高級感を演出する「ブラウンインテリアパッケージ」を新たなオプションとして設定する。消費税込みの価格は456万9400円から。

一方、日産はスカイラインのハイブリッド車(HV)の生産を今夏に終了した。今秋から適用される新たな騒音規制への対応が求められたが、開発コストなどを総合的に判断して継続を見送った。ガソリン車は排気量3000ccでV型6気筒のエンジンを搭載。運転の楽しさや圧倒的な走行性能を追求した。


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日刊工業新聞2022年9月30日

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