クリアが日本酒ブランド洗練、銀座に開設する初旗艦店の全容

米・中を“酔わせる”

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中国・上海で実施したグラスで飲む日本酒と、それに合った料理を味わうプロモーションイベント

Clear(クリア、東京都渋谷区、生駒龍史最高経営責任者〈CEO〉)は、独自企画した日本酒のグローバルなブランド戦略を強化する。2022年内をめどに東京・銀座に初の旗艦店を開設するほか、日本酒市場が大きい中国や米国でマーケティングを拡充する。投資額は1―2年で計5億円以上。日本酒の魅力を訴求して拡販することで、26年10月期までに前期比5倍の売上高100億円を目指す。

クリアはこれまでウェブ販売が中心で実店舗での販売は初めて。旗艦店はテナントとして3フロアに入居する。独自の日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」を販売するほか飲食スペースも併設。日本酒とそれに合った洋食を提案する。

発信力のある若い世代に日本酒を体験してもらうほか、インバウンド(訪日外国人)の回復も期待する。同店だけの売上高で3年後に年4億―5億円の目標を掲げる。

米国と中国では現地のシェフと組み、グラスで飲む日本酒に合った料理を味わうイベントや、ウェブを使って知名度を高める広報・宣伝を計画する。海外売上高比率は現在約2%で、将来は30%を目指す。

同社は13年設立で、21年10月期の売上高は20億円。18年に酒造会社と共同で「SAKE HUNDRED」を開発した。味わいだけでなく、情緒的な価値を付加した高級ブランドでクリアが商品設計、デザイン、販売を担当した。パートナー契約を結んだ全国酒造6社がそれぞれの銘柄で醸造と在庫管理を担い、8銘柄を展開する。

ブランド戦略にかける5億円以上のうち3億円は地域活性化に貢献するとみた商工中金東京支店が融資した。

日刊工業新聞2022年8月10日

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