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吸引風量16%向上…モリタエコノスが投入「土砂・汚泥吸引車」が解決する社会課題

吸引風量16%向上…モリタエコノスが投入「土砂・汚泥吸引車」が解決する社会課題

「パワフルマスター」は排気機構や吸引経路の最適化などで風量を改善した

モリタエコノス(兵庫県三田市、玉置敏之社長)は、土砂や下水道・側溝清掃の汚泥などの吸引風量を同社従来品比16%高めた強力吸引車「パワフルマスター4トン車級」を発売した。タンク総容量は2・7―2・8立方メートル、最大積載量は2100キロ―2200キログラム。消費税抜きの価格は標準仕様で2180万円、初年度販売目標は30台とする。

高効率排気機構や吸排気経路の最適化で作業時の吸引風量を約16%改善し、吸引力を向上した。集塵装置の構造改善などで、アイドリング時と作業時の騒音を同約5デシベル低減した。多機能で操作の容易な液晶マルチモニターや設定した回転数をワンタッチで呼び出せるプリセットスイッチ式電子制御スロットルなども、新たに備えた。

建設・清掃現場の人手不足や長時間労働、外国人労働者増加といった労働環境における社会課題の解決需要を開拓する。

日刊工業新聞2022年6月21日

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