窪田製薬HDが投入、近視治療を目指す「クボタメガネ」の仕組み

米国で開始

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米国で販売を開始する近視治療用眼鏡型機器「クボタメガネ」

窪田製薬ホールディングス(HD)は、米国で近視治療用眼鏡型機器「クボタメガネ」の販売を20日(現地時間)に開始した。独自の仮想現実(VR)技術を用い、発光ダイオードライト(LED)で網膜に画像を投影し、近視の進行抑制や治療を目指すスマートグラス。当面はアフターケアを含めた処方など全般を行う契約眼科病院向けに販売する。国内でも早期の取り扱い開始を目指す。

クボタメガネはレンズ本体からLEDを投影することで、遠くを見ている状態に錯覚させる独自のVR技術「アクティブスティミュレーション技術」を活用したウエアラブル近視デバイス。1日当たりの使用時間は約1、2時間。

6月に米国食品医薬品局(FDA)で医療機器登録が完了し、医療機器として米国販売が可能になった。米国では、世界最大級の眼科製薬・医療機器企業の臨床試験・製品開発に参加実績がある眼科専門研究所「マンハッタン ビジョン アソシエイツ」(MVA、ニューヨーク州)と販売契約を結んだ。契約眼科を増やし販路を拡大するとともに、量産化を図ることで価格を引き下げる方針。

窪田製薬HDは2021年5月、台湾で医療機器の製造許可を取得している。臨床試験を継続し、科学的エビデンスを積み上げながら製品の改良にも取り組む。

一方、国内では近視矯正手術や近視進行抑制治療などを手がけるスカイビル眼科(横浜市西区)での取り扱いが決まっているという。今後、販売方法などを検討する。

スマートフォンやパソコンの普及によりアジアでは子どもの近視が増加している。世界保健機関(WHO)によれば、近視罹患(りかん)率は50年には世界で50%になるという。

日刊工業新聞2022年6月20日

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