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人とロボットが並んで作業、食品工場に新スタイル

アールティが提案
人とロボットが並んで作業、食品工場に新スタイル

人間とロボットが並んで弁当の盛り付け作業をする

アールティ(東京都千代田区、中川友紀子社長)の人型協働ロボット「フードリー」が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10日まで開催中の国際食品工業展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン)2022」で来場者の関心を集めている。弁当の盛り付け作業を、人間のスタッフとロボットが同一ラインで役割分担。食品工場の新たなスタイルを紹介している。

フードリーは高さ1530ミリメートル。安全柵を必要としない協働ロボットで、人と並んで仕事ができる。交換式ハンド、容器や食材を見分ける人工知能(AI)ビジョンシステムなどを使い、多品種少量生産対応を可能にした。「赤いプチトマトを中央に置く」「最後に確認してふたを閉める」といった高度な作業は人が担い、単純作業はロボットに任せる役割分担を通じた省力・省人化を提案する。

食品工場の総菜作業場では、短時間で具材が変わることがしばしば。ロボットは変更の度にティーチング(教示)をしなければならず、多くの企業は人手作業に頼っている。

日刊工業新聞2022年6月10日

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