「赤﨑✖山中」ノーベル賞科学者からの提言 "考えるより手を動かせ”
若い世代へのエール
考えるより手を動かせ―。赤﨑勇名城大学終身教授(名古屋大学特別教授)と山中伸弥京都大学教授の2人のノーベル賞受賞者が9日、「若い世代へ―ノーベル賞科学者からの提言」と題して名古屋市内で約700人を前に対談した。2人の公開対談は初めて。
科学技術振興機構の20周年記念事業で実現した。成功の秘訣を山中教授は「考えるより手を動かせ」と表現。常識を疑う必要も説いた。赤﨑終身教授も大きくうなずき「とにかくやってみること」と唱えた。研究室のチームワークの大切さでも意見が一致した。
赤﨑終身教授は好きな言葉として「経験は最高の師」を披露。山中教授も「人間万事塞翁が馬」から学んだとして「失敗こそチャンス」と説いた。研究者の資質について赤﨑終身教授は「好奇心」と回答。山中教授は「色眼鏡で見ないこと」と付け加えた。最後に2人は「やりたいことを見つけてほしい」と若者にエールを送った。
科学技術振興機構の20周年記念事業で実現した。成功の秘訣を山中教授は「考えるより手を動かせ」と表現。常識を疑う必要も説いた。赤﨑終身教授も大きくうなずき「とにかくやってみること」と唱えた。研究室のチームワークの大切さでも意見が一致した。
赤﨑終身教授は好きな言葉として「経験は最高の師」を披露。山中教授も「人間万事塞翁が馬」から学んだとして「失敗こそチャンス」と説いた。研究者の資質について赤﨑終身教授は「好奇心」と回答。山中教授は「色眼鏡で見ないこと」と付け加えた。最後に2人は「やりたいことを見つけてほしい」と若者にエールを送った。
日刊工業新聞2016年1月12日 科学技術