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トヨタ系部品メーカーがカーナビ用技術の応用で開発した「デジタル教材」の中身

東海理化は、触覚を人工的に生み出し、疑似再現する「ハプティクス技術」を取り入れた特別支援学級向けのデジタル教材(写真)を開発したと発表した。学研ホールディングスグループの学研教育みらい(東京都品川区、小林徹社長)と連携。五感を使いながら国語を学習できる。2022年度内の販売開始を目指す。

同教材には、東海理化が開発した「はぷるペン」を使用する。画面のタッチの仕方やイラストに応じて多彩な振動をペンに反映する。楽しく継続しやすい学習体験を提供する。東海理化のカーナビゲーションシステムなどを遠隔操作する「タッチパッド」の技術を応用した。同社が教育事業を手がけるのは初めて。(名古屋)

日刊工業新聞 2022年5月26日

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