コマツは、特定特殊自動車排出ガス規制法（オフロード法）の２０１４年基準に適合した小型ブルドーザー「Ｄ２７Ａ／Ｐ／ＰＬ―１０」を発売した。小型機でありながら十分に力強い作業が行える車格に最適化。エンジン出力と車速を大幅に高め、時間当たりの作業量を従来機と比べ２４％向上させた。整備面も大容量プレフィルターにより、日々の点検・保守作業の負担を軽減する。

作業現場に合わせて乾地、湿地、超湿地向けの３仕様をそろえた。消費税抜きの価格は乾地仕様のＡ―１０（写真）が９４０万円、超湿地仕様のＰＬ―１０が１０５０万円など。３仕様合計で年１５０台の販売を目指す。

キーのオフ時にブレーキが自動的にかかるネガティブブレーキ機能やエンジン始動セーフティー機能などで、オペレーターの安全作業を支援する。後付けのマシンコントロール機能が、従来機と比べ簡単に取り付け可能。オプションとして、トプコン製のマシンコントロール装着キットも設定している。