ファシリテーターが選ぶ「2015年この3本」#2 スポーツ界からの提言
皆さま、今年1年は大変お世話になりました。振り返ってみますと、スポーツ・五輪のカテゴリーでは、スポーツ関連の製品・サービスの話題はもちろん、新素材の開発、東京五輪に絡めたビジネスの話題、地方公共団体の健康増進事業など、多種多様な記事をアップしてまいりました。そんな中で、ファシリテーターが選ぶ「2015年この3本」。本カテゴリーからは「スポーツ界からの提言」と題して、3人のインタビュー記事を挙げさせていただきます。
●今こそ五郎丸選手の言葉に耳を傾けよう!
http://newswitch.jp/p/2102
この記事は、ラグビーの五郎丸歩選手の著書『不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む』(実業之日本社刊)の著者インタビューとして日刊工業新聞に掲載されたものを転載しました。現在、五郎丸選手は社員選手として所属先のヤマハ発動機ジュビロと契約しており、インタビューでは「ラグビーは自己犠牲の精神をもって取り組むスポーツ。仲間が危ないと思ったらサポートに駆けつける。仲間に助けられた人は、今度は(以前に)サポートしてくれた人を助ける。そういったところは会社においても生きてくると思う」と語っています。
また、これはヤマハ発動機の広報の方に聞いた話ですが「チームには外国人選手もいて、練習や試合を通じて自然と英語でのコミュニケーションスキルが磨かれる。そのため、これまで引退した社員選手の中には海外関係の部署で活躍している人も多い」のだとか。
しかし、この記事、後になって読むとどうも見出しがおかしいことに気がつきます。そう、記事に動画や音声が付いているわけではなく、記事に対して「耳を傾ける」のは不可能なのです。そもそも本の紹介記事なので、使うのは耳ではなく「目」。この記事を最初にアップしたのは日本代表が南アフリカ戦に勝利した直後の深夜。勝利の興奮覚めやらぬ中、誤った日本語を使ってしまいました。申し訳ございません。
●「下手くそは絶望ではなく、チャンスだ」
http://newswitch.jp/p/2830
この記事も前出の五郎丸選手の記事同様に、サッカーの中澤佑二選手(横浜F・マリノス所属、元日本代表)の著書『下手くそ』(ダイヤモンド社刊)の著者インタビューを引用したものです。中澤選手がサッカーを始めたのは小学校6年生。「『早く始めた子たちよりも自分は下手くそだ』と、常に自覚しながらプロ選手を目指して取り組んできた。下手くそであることは僕の中でエネルギーで、『もっと練習しよう』というモチベーションにもなっている」と中澤選手は語っています。
競技違いですが、私が小学校5年生の時に出合った野球漫画『キャプテン』の主人公、谷口タカオの姿と重なります。『キャプテン』は私のバイブル。このお正月、もう一度『キャプテン』を読み返してみようかな(その前に大掃除をしないと・・・)。
●元ラグビー日本代表監督・平尾誠二氏が語る「組織」と「個」のあり方
http://newswitch.jp/p/1717
この記事は、経済産業省の組織改革の研究会に参加した平尾氏のインタビュー記事。平尾氏は「ラグビーは出場する15人と、リザーブ8人の計23人しかゲームに出場できる可能性がない。モチベーションアップのカギはいくつかある。『チャンスが平等』『評価が公平』『明確な目標を設定』『できたら褒める』『活躍したらそれに見合った場を与える』『自分にしかできない役割を自覚させる』などだ」と説明。「ラグビーの場合、持ち合わせる個人の技術がバラバラだ。体の大小や技術の違いもあって均質な能力はない。その能力を集約してチーム力を高めて、ゲームでうまく機能させるかがポイント」と指摘しています。経産省の組織マネジメントのあり方がテーマのインタビューですが、平尾氏の指摘は民間企業にも共通するものと思います。
●今こそ五郎丸選手の言葉に耳を傾けよう!
http://newswitch.jp/p/2102
この記事は、ラグビーの五郎丸歩選手の著書『不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む』(実業之日本社刊)の著者インタビューとして日刊工業新聞に掲載されたものを転載しました。現在、五郎丸選手は社員選手として所属先のヤマハ発動機ジュビロと契約しており、インタビューでは「ラグビーは自己犠牲の精神をもって取り組むスポーツ。仲間が危ないと思ったらサポートに駆けつける。仲間に助けられた人は、今度は(以前に)サポートしてくれた人を助ける。そういったところは会社においても生きてくると思う」と語っています。
また、これはヤマハ発動機の広報の方に聞いた話ですが「チームには外国人選手もいて、練習や試合を通じて自然と英語でのコミュニケーションスキルが磨かれる。そのため、これまで引退した社員選手の中には海外関係の部署で活躍している人も多い」のだとか。
しかし、この記事、後になって読むとどうも見出しがおかしいことに気がつきます。そう、記事に動画や音声が付いているわけではなく、記事に対して「耳を傾ける」のは不可能なのです。そもそも本の紹介記事なので、使うのは耳ではなく「目」。この記事を最初にアップしたのは日本代表が南アフリカ戦に勝利した直後の深夜。勝利の興奮覚めやらぬ中、誤った日本語を使ってしまいました。申し訳ございません。
●「下手くそは絶望ではなく、チャンスだ」
http://newswitch.jp/p/2830
この記事も前出の五郎丸選手の記事同様に、サッカーの中澤佑二選手(横浜F・マリノス所属、元日本代表)の著書『下手くそ』(ダイヤモンド社刊)の著者インタビューを引用したものです。中澤選手がサッカーを始めたのは小学校6年生。「『早く始めた子たちよりも自分は下手くそだ』と、常に自覚しながらプロ選手を目指して取り組んできた。下手くそであることは僕の中でエネルギーで、『もっと練習しよう』というモチベーションにもなっている」と中澤選手は語っています。
競技違いですが、私が小学校5年生の時に出合った野球漫画『キャプテン』の主人公、谷口タカオの姿と重なります。『キャプテン』は私のバイブル。このお正月、もう一度『キャプテン』を読み返してみようかな(その前に大掃除をしないと・・・)。
●元ラグビー日本代表監督・平尾誠二氏が語る「組織」と「個」のあり方
http://newswitch.jp/p/1717
この記事は、経済産業省の組織改革の研究会に参加した平尾氏のインタビュー記事。平尾氏は「ラグビーは出場する15人と、リザーブ8人の計23人しかゲームに出場できる可能性がない。モチベーションアップのカギはいくつかある。『チャンスが平等』『評価が公平』『明確な目標を設定』『できたら褒める』『活躍したらそれに見合った場を与える』『自分にしかできない役割を自覚させる』などだ」と説明。「ラグビーの場合、持ち合わせる個人の技術がバラバラだ。体の大小や技術の違いもあって均質な能力はない。その能力を集約してチーム力を高めて、ゲームでうまく機能させるかがポイント」と指摘しています。経産省の組織マネジメントのあり方がテーマのインタビューですが、平尾氏の指摘は民間企業にも共通するものと思います。