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宮崎・綾の照葉樹林から流れ出る水素水というストーリー

「綾てるはの水」が空き工場を活用し製造
 綾てるはの水(宮崎県綾町)は、飲料の水素水やペット向け水素水の製造販売に乗り出す。健康志向を背景とした需要拡大に応える。宮崎県綾町の空き工場を改修して、製造工場を新設。2016年1月に操業、2月に出荷を始める。投資額は約2億円。17年度は売上高3億5400万円を目指す。

 新工場は敷地面積7682平方メートル、建物面積1955平方メートル。水素水の製造からボトリング、出荷まで一貫して行う。生産能力は月産約25万本(500ミリリットル入りアルミパウチ容器換算)。16年度までに地元から9人を採用する。同社は15年5月設立。関東、関西を中心に全国で販路拡大を目指している。
日刊工業新聞2015年12月24日 中小企業・地域経済面
田鹿倫基
田鹿倫基 Tajika Tomoaki 日南市 マーケティング専門官
綾の照葉樹林から流れ出る清流で水素水を作る、というストーリーが、ブランドイメージを引き上げるので、素晴らしい取り組み だと思う。綾は国内でも類を見ないほどの照葉樹林を持つ、自然豊かな地域。移住者も多く、綾の有機野菜は高値で取引される。その照葉樹林ブランドと水素水を掛け合わせたブランド形成はとても楽しみ。

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