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急増する電子機器メーカーの半導体購入額、1位アップルに続いたのは?

米調査会社のガートナーは2021年の主要電子機器メーカーの半導体消費の調査結果(速報)をまとめた。パンデミック(世界的大流行)による生産混乱の一方で半導体不足による価格上昇も加わり、上位10社の購入額は前年比25・2%増の2457億ドルに急増。世界の半導体消費5834億ドルの42・1%を占めたとしている。

半導体不足の影響で平均単価は15%以上上昇。「主要電子機器メーカーの二重発注やパニック買いが加速し、半導体消費が急増した」(山地正恒ディレクター)という。

購入額のトップは米アップル。以下、韓国サムスン電子、中国のレノボ、中国のBBKエレクトロニクス、米デルテクノロジーズ、中国の小米(シャオミ)、中国の華為技術(ファーウェイ)。ファーウェイは同32・3%減と半導体調達に苦戦し、前年の3位から7位に後退。同社のスマホ減少分をBBKエレクトロニクスやシャオミなど中国系スマホメーカーが獲得した。

日刊工業新聞2022年2月4日

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