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国内ドローンメーカーがインドでPRを積極化する狙い

ACSLが二つの展示会に出展
国内ドローンメーカーがインドでPRを積極化する狙い

インドの展示会に出展予定のドローンの主力機種「PF2」

ACSLは2022年1月にインドで開かれる二つの展示会で、自社開発の飛行ロボット(ドローン)をPRする計画を明らかにした。10―12日にグジャラート州で開催される「バイブランド・グジャラート2022」と、22―23日にニューデリーで開かれる「ドローンフェスティバル・オブ・インディア」で、ドローンフェスティバルでは主力機種の実機を展示する。インドは日本や欧米と同様、ドローン市場の振興と安全保障面から中国製機体の排除を目指しており、拡販する。

ACSLはインド当局の承認を得て21年9月に合弁会社を設立済みで、輸出許可も「申請中で、近く許可が下りる見込み」(鷲谷聡之社長)。展示会のうち、特に力を入れるのがドローンフェスティバルだ。名前の通り、ドローン市場の育成を目指す政府の肝いりプロジェクトで、モディ首相の視察予定もある。

ドローン市場が未熟な国では、政府への浸透が大きくものをいう。インドは国土面積が広く地形や気候も多様なため、ドローン市場の大きな伸びが見込める。中国製でないセキュリティーの安全性に加え、関連サービスで雇用創出が見込めることも訴求する考えだ。

PRする機種は主力機種「PF2」のほか、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトで開発した高セキュリティーの「SOTEN(蒼天)」も動画像で紹介する。耐風性能が高く、山間部などでインターネットを介した自動飛行ができる長所をアピールする。

日刊工業新聞2021年12月23日

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