三菱自動車が「楽天」で初の新車オンライン販売、取り扱う6車種とは?
三菱自動車は、楽天グループの電子商取引(EC)サイト「楽天市場」で、新車の販売を始めたと発表した。三菱自が国内で新車をオンラインで販売するのは初めて。利用者の多様な購入ニーズに応えることで利便性を高めるほか、人気の高い同サイトへの出店で認知度の向上や販売底上げにつなげる。
楽天市場で取り扱いを始めたのは、「エクリプス クロス」「アウトランダー」のスポーツ多目的車(SUV)2車種と、「eKクロス」など軽自動車4車種の計6車種。車検費用や保険料などを含め毎月一定額の料金を支払うサブスクリプション(定額制)サービスのみでの販売となる。
利用者はサイトを通じて車種の選定や購入の申し込みを行う。その後のローン審査や契約手続きは三菱自の最寄りの販売店に書類を郵送して実施する。納車時は販売店に出向いて受け取る必要があるが、納車まで一度も販売店を訪れずに新車を購入できる。
自動車業界では日産自動車が11月末から、新型電気自動車(EV)「アリア」のオンライン販売を始める。販売店を一度も訪れることなく商談、契約、納車までの購入手続きを完結できる。ホンダも10月にサブスクリプションでの購入を対象にオンライン販売を始めた。
日刊工業新聞2021年11月29日