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もっと「近くて便利」に。集まれ!コンビニを変革するチャレンジャーたちよ

もっと「近くて便利」に。集まれ!コンビニを変革するチャレンジャーたちよ

WRS2021愛知大会

“コンビニの未来をデザインする”コンテスト、「Future Service Design」が開催される。業界最大手であるセブン&アイ・ホールディングスの協力の下、World Robot Summit2020の併催事業として実施される。ロボットというキーワードに捉われず、自由な発想でコンビニエンスストアをデザインする、中小企業やベンチャーの応募へ期待が高まる。

技術がコンビニを進化させる

未来のコンビニと聞くと、ロボットやAIを導入した無人店舗を思い浮かべるのではないか。2020年にJR高輪ゲートウェイ駅に、AI技術を駆使したウォークスルー型完全キャッシュレス店舗が開店したことは有名だ。来店客は購入したい商品を手に取り、出口付近で交通系電子マネーなどを読み取り機にかざすだけで、買い物を済ませることができる。

セブンーイレブンジャパンは9月、22年度春を目途に東京・大阪の直営店で「スマホレジ」を開始することを発表した。専用アプリをダウンロードし、入店時に店舗のQRコードを読み取る。購入する商品のバーコードをその都度スマートフォンで読み取り、登録済みの電子マネーやクレジットカードで決済する。

 

これらの無人店舗は、人と非接触で買い物を済ませることができるため、新型コロナウイルス感染防止になる。また店側は、省人化が可能になることで人件費を削減することができる。

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ロボットやAIに頼るだけが、これからのコンビニの形なのか。

セブンーイレブンジャパンは2011年5月より、移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」を展開している。少子高齢化や人口減少など、様々な社会的背景から出店が難しい地域で、日々の買い物に困っている地域住民の支援をしている。現在は1道2府35県で107台が稼働するほどのサービスとなった。今年で10周年を迎えた同サービスだが、まさに次世代のコンビニと言えるのではないか。

「Future Service Design」では、接客を通じた店員と来店客のコミュニケーションを大切にした、ロボットやAIの活用のみに捉われない自由な発想も必要としている。コンビニが抱える現状の課題と、デザインし直す未来の視点を持つ技術やアイデアを是非集結させて欲しい。

賞金は1位が100万円、2位が50万円。優秀なアイデアは、優勝者に限らずセブン&アイ・ホールディングス担当者と実現に向けた検討の機会が提供される。さらに受賞者は、日刊工業新聞・同電子版にて、セブン&アイ・ホールディングスとの対談企画が掲載される。

エントリー締め切りは2022年1月7日。詳細は特設サイトから。

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