【音声解説】コロナが変えた働く価値観、転職市場の今とこれから求められる力

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50回目は転職サービス「doda」の喜多恭子編集長に「転職市場の現状や展望、コロナによる働く価値観の変化」をテーマとしてインタビューした模様をお届けします。関連記事と合わせて音声解説をお楽しみください。
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パーソルキャリアがまとめた「中途採用領域マーケットレポート」によると、転職サービス「doda」のサイトで2021年8月に最も多く検索されたキーワードが『在宅勤務』だった。2位には『フルリモート』が続いた。新型コロナウイルス感染拡大により、リモートワークが定着する中で、そうした働き方を前提に転職先を探す人が増えている実態が明らかになった。dodaの喜多恭子編集長は「(リモートワークは)働き方の軸の一つになっている。企業にとって(在宅勤務制度の整備は)採用活動における競争優位性を高める上で、非常に重要な要素になった」と分析している。

※企業名・都道府県・市区町村の名称はランキングから除外

また、転職に興味を持つ全国の会社員などを対象に転職を考えた理由を調査した結果、「自分のやりたい仕事をしたい」が31.4%でトップだった。それに「自分の能力・経験に合っている」(30.9%)「やりがいが感じられる仕事をしたい」(28.0%)が続き、仕事内容やキャリアアップに関する理由が上位3位を占めた。喜多編集長は「コロナ禍によって働き方への価値観が多様化した。ワークライフバランスの『ライフ』を充実したい人や、特定の場所で働きたい人、将来に不安を感じたくない人などがおり、それぞれがそうした価値観を成就させるためにキャリアアップが必要という考え方が広がっている」説明する。

求人需要は回復、売り手市場に

一方、転職市場全体では、コロナ禍からの求人需要の回復が鮮明になった。dodaに登録する求人数と転職者数を基に算出した21年8月時点の求人倍率は2.18倍で、3カ月連続で上昇した。10月18日時点の求人数は約13万8000件で、コロナ禍前の2019年10月ころの9割の水準に回復した。

喜多編集長は、「IT業界や建設・プラント業界などコロナ禍でも大きな影響を受けなかった業界は、元々の人手不足などを背景に求人数がコロナ禍前以上に伸長している。(コロナの影響を強く受けた)外食・レジャー系なども、一部企業で店舗展開を再開する動きが出てくるなど、復調傾向。21年下期はマクロで19年度の水準に回復するだろう」と見通す。

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