実証都市「ウーブン・シティ」が24年に完成へ。トヨタ取締役と静岡県裾野市長が語ったこと
トヨタ自動車のジェームス・カフナー取締役は5日、静岡県裾野市の高村謙二市長と共に次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」について説明し、2022年から建屋工事をはじめ、第1期完成は24―25年になるとの見通しを示した。ウーブン・シティではモビリティーのほかエネルギーや農業、食に関連した技術開発やサービスを実施するという。
ウーブン・シティは2月から造成工事が始まっている。建設の際はプライバシーを守るための最先端セキュリティーを設計段階から組み込むことを想定しているという。またデジタルツイン技術を都市整備やサービス創出などにつなげる。水素活用の実証もしていく計画だ。
高村市長は「街づくりを強力に進めたい」と意気込んだ。カフナー取締役は「素晴らしいパートナーシップを得られた。未来に投資して地域と共に人中心の都市を作りたい」と力を込めた。
日刊工業新聞2021年10月6日