在宅勤務の肩こりや目の疲れを改善へ、花王が社員に休憩を呼びかけ
花王は在宅勤務中も休息・休憩を積極的に取り入れた働き方の推奨を始めた。本社勤務社員を対象にリフレッシュタイムとして1時間当たり5―10分の休憩をとるように勧める。社内会議を設定する場合は、終了時刻を通常より5―10分前倒しとするように呼び掛ける。変化する働き方の中でも心身の健康を維持できる環境をつくる。
名付けて「休み休みワーク・スタイル」。こまめな休憩をとるリフレッシュタイムの活用を勧めるほか、自社製アイマスクの配布を計画。会議が連続しても、休憩がとれるように配慮を呼び掛ける。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、オフィスワーク中心の本社社員(約2000人)は在宅勤務を基本としている。ただ、社内調査では「仕事がたてこんでいると、気付いたら一日中、パソコンの前に座っている」という回答が全体の約70%をしめた。さらに、健康診断の問診データから、肩こりや目の疲れを訴える人が少なくない。
日刊工業新聞2021年9月16日