ホンダ、新型「シビック」に一体化モジュール導入
作業者の組み立て負担軽減
ホンダは新型「シビック」に、完成車組み立ての作業負担を軽減する技術を新たに導入した。ホワイトボディー最前部のバルクヘッドやラジエーターなどを一体型モジュールとし、ハーネスなどを取り付けた後のボディーに組み付ける。従来はボディー最前部が閉じられた構造のため、従業員がかがみ込むなど無理な姿勢で部品を取り付けていた。シビックには最新の生産技術を集めており、今後、同車を生産する他拠点にも導入する。
同技術はバルクヘッドとラジエーター、コンデンサー、インタークーラーを一体化した「フロントエンドモジュール(FEM)」と命名。第1弾としてカナダ・オンタリオ州にあるホンダ・オブ・カナダ・マニュファクチャリング(HCM)の第1工場に導入した。完成間近の車に大きなモジュールをはめ込むため、「モジュールの精度を上げなければできなかった」(HCM)という。
部品を取り付ける時の姿勢が楽になる一方、新型シビックでは運転支援システムなど取り付ける部品点数が増える。このため第1工場の1日当たりの生産は820台から変更はない。
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同技術はバルクヘッドとラジエーター、コンデンサー、インタークーラーを一体化した「フロントエンドモジュール(FEM)」と命名。第1弾としてカナダ・オンタリオ州にあるホンダ・オブ・カナダ・マニュファクチャリング(HCM)の第1工場に導入した。完成間近の車に大きなモジュールをはめ込むため、「モジュールの精度を上げなければできなかった」(HCM)という。
部品を取り付ける時の姿勢が楽になる一方、新型シビックでは運転支援システムなど取り付ける部品点数が増える。このため第1工場の1日当たりの生産は820台から変更はない。
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日刊工業新聞2015年12月8日自動車面