クボタが「LPG建機」販売に参入する狙い

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LPGエンジン搭載のミニバックホー

クボタは液化石油ガス(LPG)エンジンを搭載した建設機械の販売に参入した。粒子状物質(PM)をほとんど排出しない点を訴求し、排ガス規制が厳しい欧州市場で展開する。価格は非公表だが、通常のディーゼルエンジン搭載機種に比べて2割強高い設定。年100台程度の販売を目指す。

二酸化炭素(CO2)低排出型の小型建設機械、ミニバックホー(MB)「KX019―4SI」にLPGエンジンを搭載する。製品重量は1・7トン。幅2・3メートル、高さ3・8メートルで、最大掘削深度2・5メートル。欧州における第5次排ガス規制に対応する。ドイツのMB生産拠点、クボタバウマシーネン(KBM)で新機種を手がける。

新エンジンは既存のディーゼルエンジンやガソリンエンジンと同等の性能を持つ。一方で亜酸化窒素などの排出量は既存機比95%減少するため、PMをほとんど排出しない。

市街地の狭い場所で掘削などの作業がしやすいMBの世界シェアでクボタは20%強を握り、首位とみられる。

2022年には小型建機の米国向け機種、コンパクトトラックローダー(CTL)の新工場(カンザス州)稼働を控える。環境技術の開発も急ぎ、底堅い小型建機の世界需要を取り込む。


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日刊工業新聞2021年9月1日

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