ボーイング、胴体が最長の「787-10」の詳細設計が完了
部品製造や調達開始
ボーイングは現地時間12月2日、787型機では胴体が最長の超長胴型787-10の詳細設計が完了したと発表した。計画よりも2週間早く終えた。787-10は787ファミリーで3機種目となる機体。詳細設計の完了により、部品製造や組立用工具のために必要な情報が決定。部品類の製造や調達が始められるようになった。組立は2016年に始まり、初飛行は2017年を計画。初号機の引き渡しは、2018年を予定している。
787の前部胴体は、787-8が約7メートル、787-9が約10メートル、787-10が約13メートルと、787-10は787-8と比べて約2倍の長さで、787ファミリーでは最長となる。ボーイングでは、787-9の胴体をそのまま延長することから、効率性と共通性の高さをアピールしている。
設計と部品の95%は787-9と同一で、製造上の複雑さやコスト、リスクが生産システム全体で軽減され、航空会社に運航上のメリットをもたらすという。
航続距離は1万1910km(6430海里)。世界の双通路機(ワイドボディー機)で運航する路線の90%以上をカバーできる。置き換える航空機と比べ、燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。
ボーイングは現在までに787-10を、世界の航空会社9社から164機受注。787の総受注数の14%にあたる。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスが、国内線用機材として3機発注している。2019年度から2020年度にかけて導入する。
787の前部胴体は、787-8が約7メートル、787-9が約10メートル、787-10が約13メートルと、787-10は787-8と比べて約2倍の長さで、787ファミリーでは最長となる。ボーイングでは、787-9の胴体をそのまま延長することから、効率性と共通性の高さをアピールしている。
設計と部品の95%は787-9と同一で、製造上の複雑さやコスト、リスクが生産システム全体で軽減され、航空会社に運航上のメリットをもたらすという。
航続距離は1万1910km(6430海里)。世界の双通路機(ワイドボディー機)で運航する路線の90%以上をカバーできる。置き換える航空機と比べ、燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。
ボーイングは現在までに787-10を、世界の航空会社9社から164機受注。787の総受注数の14%にあたる。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスが、国内線用機材として3機発注している。2019年度から2020年度にかけて導入する。