「5G×VR」で人体解剖!学生向け仮想実習室の仕組み

  • 0
  • 1
米フィスク大が学生向けに導入した仮想人体解剖実習室(同大提供)

米フィスク大学(テネシー州)は医学や生物学専攻の学生向けに、第5世代通信(5G)と仮想現実(VR)を駆使した仮想人体解剖実習室を設置した。台湾HTC、米Tモバイル、VRを教育分野に展開する米ビクトリーXRとの共同プロジェクトで、米国内で初の試みとなる。

仮想人体解剖実習室設置の背景には解剖用人体の入手が難しく、その管理にも費用がかかる現実がある。今回、導入した解剖用アプリケーション(応用ソフト)はビクトリーXRのリアルタイム3次元(3D)プラットフォームを基に開発。Tモバイルの高速5Gネットワークにより、講師やそれぞれの学生の操作に対し、人体内部の高精細3D画像データをタイムラグなしにクラス全員に提供できる。

実習を受ける学生はHTC製システム「バイブ」のVRヘッドセットを装着し、講師やクラスメートと言葉を交わしながら人体の骨格や筋肉、血管の観察が可能。さらに臓器を手に取ったり、切り開いたり、拡大したりすることで、構造や仕組みなどを学ぶことができる。

日刊工業新聞2021年8月10日

関連する記事はこちら

特集